蛯原先生の記事でも言及されていましたが、夏休みの間に裁判傍聴に行くことを勧めます。
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今日の「東京の裁判所」 東京メトロ丸ノ内線「霞ヶ関」駅 A1出口を上がってすぐに入口があります。

刑事法を必ず勉強しなければならない、法律学科の学生さんは、是非一回は学生のうちに刑事裁判を傍聴すべきです。刑法や刑事訴訟法が使われている現場を知らずに、勉強するのはもったいないです。

また、グローバル法学科の学生は、留学先で裁判見学がカリキュラムに含まれている大学がほとんどです。自分が生活している国の裁判を見たことがないのに他国の裁判を見たところで何が違うのかも発見できないでしょう。法も裁判もその国の文化であり、まずは自文化を知らなければ異文化理解はむずかしいでしょう(2年生のみなさんには1年生の授業中に何度か強くお勧めしました)。

裁判所は平日しか開廷しておらず、学期中に傍聴するのはなかなか難しいと思います。長期休暇の今がお勧めです。特にグローバル法学科の1年生は、2年生になると留学準備で忙しいので今のうちに見ておきましょう。後期のIntroduction to Japanese Lawでは日本の裁判制度についても英語で学びます。見ておくのは理解し、プレゼンテーションする上で重要です。

社会の耳目を集めている事件、裁判員裁判の事件など、抽選になるものもありますが、通常の事件であれば開廷時間までに法廷に入り満席でなければ傍聴できます。当日の事件の法廷・開廷時間は受付隣に設置されているパッドで見ることができます(裁判所内での写真撮影はこのパッドを含め禁止です)。

傍聴する上での注意
1.裁判の公開(憲法82条)は憲法に規定されていることですが、刑事裁判は、被告人に国家が刑罰を科すべきかを審理する場であることを理解した上で臨みましょう。
2.裁判所内の写真撮影・録音は禁止です。
3.危険物等を持ち込むことはできません。入口でX線のチェックを受けます。
詳しくは、裁判所の公式ページ「東京の裁判所・裁判傍聴(リンク)」を参照下さい。

ところで、この記事「東京の裁判所」というタイトルですが、写真の建物には「東京高等裁判所」「東京地方裁判所」、「東京簡易裁判所」の刑事部(簡易裁判所の民事部と事務組織は別の建物)が入っています(細かいことを言うと東京地方裁判所も部によっては別の建物)。敷地の入口には「裁判所」の看板がありますが、正式には、東京高等裁判所・東京地方裁判所号同庁舎だそうです。
「東京の裁判所」では、簡易裁判所から高等裁判所の事件まで一つの建物で傍聴することが可能です。

上記注意を念頭に置いて、是非訪れてみて下さい。