明治学院大学法学部 公式ブログ

明治学院大学法学部の最新情報を発信中! 2018年4月「グローバル法学科」開設予定

2018年09月

明治学院大学法学部の紀要、明治学院大学法学研究の105号が8月の終わりに発行されました。
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法学研究は年に2回発行.。法学部生のみなさんは、一人1部入手することができます。
場所は、
白金校舎 ボランティアセンター(本館1階)横の棚
横浜校舎 法学部共同研究室=特別TA室(1号館2階)前
です。

なお、機関リポジトリ(リンク)ではPDFファイルで読むこともできます。






 

いよいよ秋学期がスタートします。
この夏は、国内外の多くの図書館に足をはこびました。

パリのフランス国立図書館(BnF)。「フランソワ・ミッテラン図書館」とも呼ばれています。
もちろん、フランス最大規模の図書館です。
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日本だと図書館は無料というイメージがありますが、海外ではそうではありません。
この図書館も1日利用券が3.9ユーロ(閲覧のみ)。500円くらいの利用料を払う必要があります。
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閲覧室は分野ごとにA〜Jと分かれており、混雑状況が確認できます。
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グローバル法学科で「食文化と法」という科目(3年次配当)を担当することになっており、その準備を少しずつ進めています。左から『食卓と法』『法と美食(ガストロノミー)』『美食〜その法学的アプローチ』といった図書が授業の準備に使えそうです。
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こちらはコルシカ大学(パスカル・パオリ大学)の図書館。
フランスでも、コルシカでは、大学内の案内表示がフランス語ではなくコルシカ語になっていてちょっと戸惑います。Dirittuというのは、コルシカ語で法学の意味。どちらかというとイタリア語に近いですね。
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憲法関連図書の書架。フランス語とコルシカ語の2言語で書いてありました。
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とはいっても、所蔵図書は、ほとんどがフランス語のもの。
これは、フランス語で書かれたワイン法の教科書です。
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蔵書検索はフランス語でも大丈夫だったのでしょうか。
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ちなみにコルシカ大学の法学部はこちら。図書館とは別のキャンパスです。
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コルシカの中心都市、アジャクシオの公立図書館。
ナポレオンの兄弟によって設立されました。
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背表紙に「Coutumier général」と書いてあるのは、かつて編纂された慣習法集です。
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最近の図書は別の公立図書館に所蔵されていますが、土日は休みで、月・木・金は午後しか開いていません。限られた時間で、必要な文献を探し出すスキルが求められます。
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明治学院大学の図書館は、日曜日以外はほぼ毎日開館(日曜日も山手線コンソーシアムの協定大学で利用可能な図書館があります)。
秋学期も、ぜひ図書館を有効に活用してください。

(K・E)

フランス銀行は、おそらく2回目の訪問。以前、古いお札の交換に来たことがあります。
地下には大量の金(2435トン)がストックされているそうで、実物が展示されていました。
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写真奥は古くなった紙幣を分類・裁断する施設。この先は撮影禁止でした。
2日間にわたってさまざまな建物や文化財を見学しましたが、ここ以外はすべて撮影可能だったと思います。
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フランス銀行は、ナポレオンによって創設されました。
ヴェルサイユ宮殿のような豪華な部屋もあります。
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ヴァンドーム広場の司法省へ。日本でいう法務省です。
右隣はRitzパリ。世界中のセレブが宿泊する高級ホテルです。
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司法大臣の執務室。
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歴代憲法のオリジナルが展示されていました。
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司法省の近くには会計院(Cour des comptes)。フランスでもっとも権威ある国家機関のひとつです。
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会計院の院長が玄関で来場者を出迎え、ひとりずつ握手をしていました。
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会計院は、フランスでは行政系列の例外裁判所という位置づけになっています。
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ユニークなデザインが目を引く会計院の図書室
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職員のみなさんが来場者に業務内容の説明をしていました。
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どんどん写真を撮ってSNSでシェアしてください、だそうです。
時間がなくて観ることができませんでしたが、会計院=クール・デ・コントの職員による「コント」の出し物の企画があったり、講演会があったり、といくつものイベントが用意されていました。
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最後の訪問先は農水省。入口から良い匂いが漂ってきます。
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農水大臣の執務室
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農水省の庭には果物と野菜のエッフェル塔が展示されていました。
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家畜のコーナー。トゥールーズのガチョウ。
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激しく闘っています。
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こちらは魚料理の試食コーナー。
フランス料理はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
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農水省では、全国の農業高校、ワイン高校、水産高校が試食販売をするコーナーが大人気。
水産高校の生牡蠣は1個1ユーロ。私も一皿いただきました。
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フランスには全国にワイン高校があるのだそうです。
それぞれの高校の自信作を試飲させていただきました。
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フランス農水省が開催する「農業サロン」にもいつか行ってみたいものです(黒田先生によるレポートはこちら)。

(K・E)




この週末は、ヨーロッパ文化遺産の日(JEP : Journées européennes du patrimoine)でした。フランスでは、この日にあわせて、国会、行政機関、裁判所など、普段非公開の施設が一般に公開されます。

4年前に黒田先生がJEPの目玉であるフランス大統領官邸(エリゼ宮)を訪問され、このブログにレポートを書かれています。

大統領官邸は長蛇の列に並ばなければならないので断念し、今回はできるだけ多くの未訪問の施設をまわることにしました。

まずは、フランスの下院=国民議会(Assemblée Nationale)から。
朝一で並びましたが、約1時間で建物内へ。
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国民議会の図書室
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本会議場へ。ここに到達するまで、すでに2時間以上経過しています。
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閣僚席。フランスでは国会議員と大臣との兼職は禁止されています。
噂には聴いていましたが、座席の間隔は異様に狭いです。
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壇上の一番上は議長席
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国民議会のダイニング。直前には、日本の皇太子さんが国民議会を訪問されたようです。
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つづいて首相官邸(マティニョン館)へ。
大統領官邸とは違って行列は短く、待ち時間は10分くらいでした。
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首相の執務室。意外にシンプルです。
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関係閣僚会議が開催される部屋
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首相官邸のお庭。芝生が綺麗でした。
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さらに、行政裁判所(コンセイユ・デタ)と憲法裁判所(憲法院)の見学を試みますが、1時間半の大行列。フランス人は裁判所に興味があるのでしょうか。すごく暑かったので、熱中症になりそうでした。
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ようやく入れたコンセイユ・デタ。行政系列の最高裁判所です。
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私事ながら、はじめてのフランス留学からこの夏で25年(汗)。ついにフランス公法学の原点であるコンセイユ・デタを訪問することができ、感慨深いものがあります。
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コンセイユ・デタから憲法院へはテラスを経由して入ります。
憲法院の評議室は日当りがよく、明るい雰囲気でした。
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憲法院の院長の執務室。現在は、元首相のファビウス氏が院長です。
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このほかにも、いくつか官庁を訪問してきましたので、後日アップしたいと思います。

また、この秋学期、白金・金曜2限に「フランス法2」を開講します。今回の訪問先についてお話したいと思っていますので、興味がある人は履修してみてください。

(K・E)


政治学科の菅正広教授(マイクロファイナンス 教員紹介へリンク)が理事長を務める「グラミン日本」が9月13日に設立・事業開始し、多くのメディアで菅先生の記者会見が取り上げられました。
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日本記者クラブの会見リポート(リンク) 
記者会見の動画(YouTubeへリンク)

以下,プレスリリースから引用します。

 グラミン日本は、貧困や生活困窮の状態にある方々に低利・無担保で少額の融資(マイクロファイナンス)を行い、こうした方々が起業や就労によって貧困や生活困窮から脱却し自立するのを支援するマイクロファイナンス機関です。これまでの金融ではカバーされなかった人たち、たとえば働く意欲はあっても今は生活が苦しいシングルマザーやワーキングプアの人たちに、生活資金ではなく、「起業や就労の準備のためのお金」を融資します。

 グラミン日本は、開発途上国のみならず、欧米先進国でも貧困削減に一定の効果を上げているグラミン銀行の日本版として、日本の実態にあった方法で運営します。201789日に一般社団法人グラミン日本準備機構を設立して以来、約1年間準備を進めてきましたが、831日、東京都から貸金業登録の交付を受け、いよいよ913日にグラミン日本が設立、事業開始です。 
(引用終了)

 菅先生は、財務省のキャリア官僚として世界銀行などの国際機関でも活躍されていました。バングラデシュでグラミン銀行を構想し,成功させた経済学者ムハマド・ユヌス博士との出会いが先生をマイクロファイナンスの研究・実践に導いたそうです。

 菅先生は、明治学院大学で大学院「法と経営学研究科」での指導と、政治学科の基礎演習、ゼミに加えて,秋学期からはグローバル法学科の「世界経済の基礎」、来年春学期からは「国際金融の制度と政策1・2」を担当されます。いずれも「国際政治経済分野」の選択必修科目です。

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