明治学院大学法学部 公式ブログ

明治学院大学法学部の最新情報を発信中!2020年4月法律学科法曹コース開設 2018年4月「グローバル法学科」開設

カテゴリ: 政治学科

本学法学部を卒業し、英国の大学院に留学していたTさんから留学だよりが届きましたので、ご紹介いたします。

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イギリスのブライトンから最後の留学だよりをお届けします!
今回は6月から留学終了までの様子をお伝えします。

多くの方がご存知かもしれませんが、イギリスはどんよりとした天気が多い国です。しかし、ブライトンは比較的天気のいい地域で、週に一度はビーチに行って、友人とビールを飲みながら、リラックスする時間をとっていました。
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私がこの時期になって驚いたことは、ヨーロッパの夏は5月から7月または8月までということです。日本では夏休みは7月末から始まるイメージですが、ヨーロッパの夏は早いのです。余談ですが、8月は最高気温が20度前後で肌寒い日々が続きました。実際、私の修士課程の春学期(最終学期)は、5月頭に全ての授業が終了し、残りの4ヶ月は修士論文を書き上げるというスケジュールでした。

この時期になると多くの人がホリデーで旅行に出かけていきます。私はパリへ一人旅をしました。海外一人旅は今回が初めてで緊張しましたが、沢山の美術館を巡り、美味しいものを食べ、修士論文からの良い息抜きにもなりました。
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残りは修士論文の話になってしまいますが、正直、私にとっては大きな挑戦でした。この留学で一番感じたことは、修士課程は自分の好奇心だけでは続かないということです。根気強く多くの文献と向き合い、自分で研究の時間をマネジメントして初めて、執筆することができると学びました。

どうしても論文の執筆は個人作業で、孤独さを感じがちですが、自分なりに楽しみながら取り組めるよう、色々と工夫をしました。私は基本的に自室で作業をすることが多かったのですが、毎日同じ場所では飽きるので、フラットのキッチンや大学の図書館、市立図書館、カフェなど様々な場所で執筆して気分転換をしました。
 

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(ブライトン駅からの朝焼けです)

また、私の所属していたコースは教員組合によるストライキが多く、スーパバイザーと呼ばれる修士論文をサポートする教授の対応も人によって異なり、私の場合はあまりサポートを受けることができませんでした。しかし、クラスの仲間と助け合いながら、4ヶ月間の執筆に全力を注ぎました。
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(フラットメイトと修論の息抜きに)

楽しいことも辛いことも沢山ありましたが、全課程を修了した今(成績は出ていませんが)、海外大学院への進学にチャレンジして良かったと心から思います。今はオンラインで海外の学位を取ることもできますが、やはり現地で暮らし、勉強することで、勉学のみならず沢山の経験を得ることができます。
 

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(8月にやっと大英博物館に行きました。)

議論することの難しさや大切さ、様々なバックグラウンドや夢を持つクラスメイトと語り合う楽しさを知り、沢山の友人もできました。
 
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(ブライトン、いい街です。)

もし少しでも進学に興味があったら、ぜひ挑戦してみてください!
これまで留学だよりを読んで下さり、ありがとうございました。

本学法学部を卒業し、現在、英国の大学院に留学中のTさんから留学だよりの続報が届きましたので、ご紹介いたします。

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イギリスのブライトンから留学だよりをお送りします!
前回の投稿から半年ほど空いてしまったので、今回は2023年1月から最近までの生活についてお伝えしたいと思います。

1月上旬に1ターム目の課題を提出し、半月ほどの冬休みに入りました。そこで、ウィーン、ハンガリー、チェコ、イタリアを旅行しました。イギリスからヨーロッパ諸国への航空券は往復でも数千円で、行くなら今しかないと旅行を決めました。ウィーンでは、日本でも有名は画家グスタフ・クリムトの作品「接吻」を観たり(この作品は国外不出だそうです)、オペラを鑑賞してきました。
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ウィーンはオーストリアの首都でありながら、とてもコンパクトで雰囲気も落ち着いており、首都感を感じさせない素敵な街でした。その後は、ハンガリーの首都ブダペストを訪れ、夜景が有名な国会議事堂などを観光しました。
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1月末からは、2ターム目が始まりました。2ターム目は、自らの関心に合わせて2つの授業を履修することができ、教授らが過去に行った研究など事例を用いて講義を進めて下さり、より学びを深めることができました。

授業がない日は、たまにロンドンに出掛けてミュージカルを鑑賞したり、ブライトンのビーチに行ったり、大学から電車で30分以内の場所にあるセブンシスターズ(白亜というチョークの原料でできた絶壁)にハイキングに行く等して、リフレッシュしています。セブンシスターズは、ハリーポッターの映画「炎のゴブレット」に登場しているようです。
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また、イギリスの紅茶文化に私も徐々に染まってきており、一日に一度は紅茶にミルクを入れて、飲んでいます。たまに街のカフェを探して、クリームティー(スコーンと紅茶のセット)を食べ比べるのも楽しみの一つです。
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現地では、クロテッドクリーム(バターと生クリームの中間のようなクリーム)と苺などのジャムが一緒に提供されるのですが、クリームを先に塗るか、ジャムを先に塗るかを巡って議論があるようです。ちなみに、私はクロテッドクリームを先に塗る派です。
実は、大学のキャンパスの真隣が、日本の三笘薫選手が活躍しているBrighton & Hove Albionというサッカー(現地ではフットボールと呼びます)のプレミアムリーグに属するチームのホームグラウンドであり、一度試合を観に行きました。この日はロンドンのWest Hamとの対戦で、三笘選手もゴールを決め、ブライトンが4-0で圧勝しました。
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今年の5月末に2ターム目の課題を提出し、残すは修士論文の執筆となりました。8月末までの3ヶ月間で15000字の論文を執筆するため、先月には研究計画書を完成させ、現在は資料収集やドラフトの作成に取り組んでいるところです。

普段は図書館や自室で勉強に取り組んでいますが、第二外国語で修士号を取得する難しさを日々感じています。特に冬の間は夕方4時には空が暗くなるなど、日がとても短く感じ、一日中課題に取り組むなか、心が折れそうになりました。しかし、オンラインでも修士号が取れるこの時代に、海外に行ったからには学問だけでなく、友人や地域の方々との交流など社会経験も大切にして楽しみたいと考え、勉学と娯楽のバランスが取れるように様々チャレンジしています。

今年の1月からは、ブライトン市のオーケストラ2団体に所属しています。1つは5月に演奏会を終え、もう片方のオーケストラでは6月の定期演奏会に向けて、日々練習に励んでいます。大学以外に所属できるコミュニティがあることは、私の心の拠り所となっています。
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残りの留学生活も残すところあと3ヶ月です。勉学を続ける途中、辛いと思うことは何度もありますが、興味が湧く時、そして研究を進めるなかで当初と自分の意見や考えが変わる時、改めて学ぶことの面白さを感じます。修士論文は自分との闘いになりますが、常に自分の興味、関心に貪欲に最後まで精進したいと考えています。
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英国留学中の政治学科卒業生からブログ記事が届きましたので、紹介いたします。

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みなさん初めまして。2022年3月に政治学科を卒業した田口と申します。私は今年の9月からイギリスのブライトンにあるサセックス大学の修士課程に進学し、教育開発学を専攻しています。

初めてのヨーロッパということもあり、最初は色々と戸惑うこともありましたが、渡航から1ヶ月が経ち、少しずつ現地の生活に慣れてきました。
今回のブログでは、現地の暮らしを皆さんにお届けしたいと思います。

まずこちらに来て一番驚いたのは意外と天気の良い日が多いことです。ブライトンは、今のところ晴れの日が多いです。雨の日もありますが、一日中降り続くことはありません。
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↑ ブライトン市内

ブライトンはイングランドの南東部に位置する都市で、ロンドンからは電車で1時間ほどの場所にあります。ビーチがとても綺麗なので、街に出た時は海の風を感じてリフレッシュしています。
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↑ ブライトンビーチ。気温16℃でも泳いでいる人がいます。 

大学は市の中心部から少し離れており、自然がとても豊かなで勉強に適した環境です。
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↑ 毎日のようにリスやうさぎに出会うことができます。

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最近はキャンパス内の木々も色づき始め、秋の訪れを感じています。

また、サセックス大学は開発学で大変有名な大学で、世界中から学生が学びに訪れています。私が所属するコースには、現地の学生は数名しかおらず、大半が留学生です。私は、パレスチナ、ブラジル、ナイジェリア、日本からの留学生と一緒に寮生活を送っています。
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先日みんなで母国の伝統料理を作ってパーティーをしました。

修士課程の勉強は、課題が多く、ディスカッションの機会も多くて想像していたよりも大変です。ですが、自分の関心があることを研究できているので楽しさも感じています。
最後に最近友人と旅行で訪れた街を紹介します。

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こちらはイギリスを構成する国の一つウェールズの首都カーディフです。
ブラントンからは車で3時間ほどでしたが、とても素敵なまちでした。
 
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お城も数多くあり、タイムスリップしたような気分でした。

こちらはオックスフォードです。どこを写真に撮っても絵になる建物ばかりでした。 
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ハリーポッターの映画が撮影された場所の一つです。夢のような時間でした。

イギリスの大学院は1年と短い分、スケジュールが詰まっています。修士論文を無事に仕上げられるようこれからも勉学に励みつつ、イギリス生活を満喫したいと思っています!

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