明治学院大学法学部 公式ブログ

明治学院大学法学部の最新情報を発信中!2020年4月法律学科法曹コース開設 2018年4月「グローバル法学科」開設

カテゴリ: 受験生の方へ

今週末12日から明治学院大学のWebオープンキャンパスが再開されます。学生イベントがお勧めです。まだ空きがあるようなので、予約を是非。


さて、脈絡は、全くないのですが、2015年夏の記事の再掲です。

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先日環境関係の外部研究会で報告をして報告と議論が終わった後、「今日の話題は法学徒としては燃えますね」とある先生からお声をかけていただきました(この先生、偶然なのですが大学のサークルの大先輩です)。「法学徒」=法律を学ぶ学生=法学部生、私の時代でも死語でしたが、いい響きですね。
「法学徒」のみなさん、法学徒を目指す皆さんに、推薦アニメを。

「PSYCHO-PASS」 2012年に第一期、2014年に第二期がテレビで放映されました。第二期終了に合わせて劇場版も公開されました。

舞台は、2112年の日本。内容は刑事物です。未来ものですがモビルスーツも想像上の武器なども登場しません。テクノロジーも現在私達が知っている技術の延長線上にある程度のもの(自動走行システムとかドローンとか)で、そこら辺が妙にリアルです。

全く違っているのが社会システム。2020年に新自由主義が世界を席巻し、各国の政府は機能停止し経済力と武力という実力が支配し、社会秩序はあれまくっているという設定。その中で日本は幾つかの先進的テクノロジーを背景に鎖国を実施し、世界で唯一法治主義を保ち「理想的な」社会秩序が保たれている…。

何を書いてもネタバレになるので紹介が難しいのですが、法学徒の皆さんに身近なところで、このアニメのキーワードになっている「犯罪」概念についてだけちょっとお話ししましょう。

この社会ではシビュラシステムという無謬ないし誤りを自動補正する公平な判断システムにより実質上統治されていて(政治家も議会も役人もいるようですが、具体的な判断はシビュラシステムが行い、人間でないとできない作業を役人組織が実施しているようです)、このシステムで個人の精神的傾向を客観的に測定することが可能になっています。人の犯罪傾向も数値化(これをサイコパス=犯罪係数と呼んでいる)され測定可能で、この数字が一定水準を超えることが「犯罪」です。まだ具体的な犯罪行為を行っていなくても、測定・判断・執行器具である「ドミネーター」が「犯罪」を認定し、執行します。このドミネーターを捜査の現場で扱うのが「厚生省公安局」所属の刑事、監視官と執行官です(主な登場人物、第一期の主人公、第二期の主人公も刑事です)。なぜ「警察」「司法」の省庁でないかというと、「犯罪」は精神の病でもあるので国民の健康を管轄する「厚生省」に刑事がいます。

そうです。この社会では近代刑法の原則である「行為主義」はその役割を終え、主観主義刑法学の犯罪概念「人の精神の有り様」が犯罪であり、これを矯正し社会防衛を図るため、刑事責任システムは存在します。「人の精神の有り様」は裁判官には分からないので客観的に行った犯罪行為や状況から犯罪を捉えなければならないというのが主観主義新派刑法学の一つの矛盾だったのですが、「人の精神の有り様」をぶれなく、把握できるシステムがあるお陰で新派刑法学が貫徹可能なのです。因みにこの社会では裁判制度は執行停止状態になっています(民事法を学んでいる者としては民事裁判はどうなったのかが気になるところですが、出てきません)。
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(刑事物ですが、こんな法廷は出てきません、というより「ない」)
この物語、社会科学の基本的な文献の正確な理解の上に成り立っていて、マックス・ウェーバーやミッシェル・フーコーの著作の要点がうまく引用されており、その数は10を超えています。そして何よりこの物語の設定は絵空事ではなく、今の社会や政治システムの動きを考える上で重要な問題提起をしています。
紹介・解説すると全部ネタバレになるので残念です。

こう書いてしまうとつまらないように思えるかもしれませんが、何も考えずに見て「すごく面白い」です。毎回興奮できます。刑事物としても良くできています。総監督は「踊る捜査線」の監督として著名であり、脚本虚淵玄は「魔法少女まどか・マギカ」でその才能を見せつけた鬼才、エンターテインメントとして傑出しています。

法学徒のみなさんに是非見ていただきたいのは、第二期で成長した主人公「常守朱」が悩みながらあるべき社会を考え始めるところ。でも、お話は第一期から見て下さい。

人気なのでレンタルDVD屋さんにまだおいてあると思います。「旧作」になっていると思うのでお手軽に全編鑑賞できると思います。多くの学生さんは「知ってるよ」かもしれませんが、アニメにほとんど興味がないという学生さんに是非見ていただきたいです。皆さんの夏休みはまだまだ続くので、お暇なときにどうぞ。

         (M.A.)

記事を書いて3年半たった2019年1月にも書きましたが、「2020年に新自由主義が世界を席巻し、各国の政府は機能停止し経済力と武力という実力が支配し、社会秩序はあれまくっているという設定」は、現在の社会階層分断と国際緊張をみると、このとき以上に笑えないリアリティを感じます。人間の尊厳・自律と秩序を語る権力との相克は、国内外の様々な問題を見る度に考えさせられる問題です。

ところで、自問自答で恐縮ですが、サイコパスの世界で民事裁判を起こすような人間はトラブルで色相が濁りきっているので、多分執行対象ですよね。しかたがって民事裁判は不要、ということで。因みにこの物語の世界では、「大学」は廃止されており、社会科学は御法度扱いで、自分を社会から隔絶することで身の安全を守る「犯罪学者」が登場します。


このブログは、1年半経った記事は削除するルールにしており、再掲した記事も削除対象になりますが、この記事、なぜか、ブログ内の高ヒット記事にずっとランクインしており、そのほとんどがグーグル検索から飛んできています。読んで下さる方がいらっしゃるなら、ということで、再々掲しました。
迷い込んで入らした方、よろしければほかの記事もお目通しいただけると嬉しいです。






 

指定校推薦や系列校入試、自己推薦AO入試を考えている人は、学校や塾から出願を考えている大学の学部・学科の推薦図書をチェックするよう指導ないし推奨を受けたことがあるかもしれませんね。

明治学院大学の場合、The Gateway to Meiji Gakuin University 2021というアドミッションポリシー本を出していて、本来は春のオープンキャンパス等で配付する予定でした。法学部4学科の該当部分を切り取って貼り付けて置きますね。参考にしてください。
 

法律学科

消費情報環境法学科

政治学科

  

グローバル法学科

 
推薦図書について質問箱に質問がありました。
9c3c0961-2
回答
推薦図書は、直接試験に出たり、面接で内容が聞かれたりするものではありません。学科の教員が、入学を希望する生徒さん達に読んで欲しいものとして上げたものです。入学までに気になるものを読んで、問題意識を自分で持っておくと、入学後の学修が発展する切っ掛けになると思います。学科の学びがいまいち具体的にイメージできない人には、志望理由書作成や面接の準備に役立つかもしれません。

参考になったでしょうか。

 

暑いですね。関東では本格的に一日晴れて夏が始まった気がします。

 

さて、8月1日の記事で少し話しした「自己推薦AO入試」を含めた秋に実施される特別入試の要項が大学サイトで公開されました。こちら「入試要項」からご覧下さい。PDFでダウンロードできます。

こちらには書式がついていますが、あくまで見本です。ダウンロードしたものだけでは出願できません。紙媒体の入試要項を請求し入手する必要があります。大学案内や法学部パンフレットが請求できる「資料請求ページ」(リンク先)から、「各種資料・願書請求フォーム」ボタンを押すと請求できる資料一覧が出てきます。今のところ発送準備まで時間がかかるようです。

先ずは、最初に示した、PDFの入試要項をダウンロードし、よく読んで、必要な書式内容を確認しましょう。第一次選考の書類審査はこれらの出願資料を元に審査します。また、第二次選考の面接試験における重要な資料として用いられることが多いです。記入には準備が必要になります。AO入試を考えている人は、早めにダウンロードして、対策を考えましょう。

是非頑張ってください。


 

8月1日から明治学院大学法学部Webオープンキャンパスを開催(公開)しています。

頻繁に学部の学びや入試に関する記事や動画をアップしていますが、例年入試やオープンキャンパス関係の記事はこのブログにアップしてきたこともあり、こちらでにも再掲していこうと思います。

こんにちは。受験生向けサイト「明治学院大学法学部Webオープンキャンパス」がオープンしました。

Webオープンキャンパスと連動して、法学部の入試情報、学部学科の学びや学生生活など、明治学院大学法学部をみなさんに知っていただくための簡単な記事をキャンパスの写真とともに上げていきたいと思います。

先ず、第一回目の今日は、「法学部の特別入試」を取り上げたいと思います。10月、11月に実施される,指定校推薦入試、系列校入試,自己推薦AO入試のことを明学では「特別入試」と呼んでいます。「一般入試」の対立概念ですね。法律の分類概念として「一般法」と「特別法」というのがあるんですが、一般法というのは対象や範囲を限定しない法であるのに対し、特別法は一般法と比較して対象や範囲を限定した特例を指します。高校卒業見込み等の資格があれば誰でも受験できる一般入試と比較して出願条件に限定がついた入試が「特別入試」です。最近は、秋入試と呼ばれることもあるようです。

さて、法学部各学科の特別入試の実施状況は以下の通りです。

「指定校推薦入試」「系列校入試」については、各高校に入試要項が配布されます。明治学院大学の指定校となっているか、どの学科に出願可能か,出願資格など、詳細は、通われている高等学校・中等教育学校にお問い合わせ下さい。

「自己推薦AO入試」は、消費情報環境法学科、政治学科、グローバル法学科で実施します。受験生が書類作成から出願までをおこなう積極的な姿勢が必要な入試になります。いくつかに分けて見ていくことにしましょう。

1.出願資格・二次試験科目

出願資格・二次選考試験科目は、学科によってかなり異なります。違うところを中心に見ていきましょう。高校卒業見込み等の大学受験資格および合格した場合の入学確約は共通するので割愛します。

A.評定平均値
消費情報環境法学科 3.2以上
政治学科 3.5以上
グローバル法学科 なし

B.固有の出願資格
消費情報環境法学科 なし
政治学科 地域社会または海外で、自発的であり、かつ単発的ではない社会貢献活動(ボランティア活動または地域活動)に優れた実績を持つ者←活動を説明できる人(4親等以内の親族および通っている(いた)学校の教員を除く)から「推薦状2通」が必要。
グローバル法学科 1.海外の現地の教育課程の正規教育機関に2年以上在学し、海外経験豊富な者、2.国内の外国人学校の高等学校等と同等の課程に3年在籍・卒業見込みである者、または、3.指定の英語能力試験の合格・スコア(英検2級相当)等の要件を充たすあるいは英語平均評定4.2以上の者

C.二次選考試験科目
消費情報環境法学科 「小論文」「英語」「面接」
政治学科 「面接」
グローバル法学科 「小論文」「英語」「面接」

まとめると、政治学科は社会貢献活動経験者に絞ったユニークな入試、グローバル法学科は英語力を重視した入試、消費情報環境法学科は志望動機と基礎学力を重視した入試と言ってよいかと思います。

2.選考手続

自己推薦AO入試は、二段階の選抜方法をとります。出願→一次選考(書類選考)→一次選考合格発表→二次選考出願→二次選考試験→最終合格発表→入学手続です。今年度2021年度入試の日程です。

AO入試では志願理由書等の提出が必要で、志願理由書等は、第一次選考で重視されます。なぜ明治学院大学の当該学科を志望するのか、高校まで自分が何をやってきて大学でどんなことを学びたいのか、を是非真剣に考え、読み手に伝わるよう文章を自分でよく推敲するとよいでしょう。

「小論文」「英語」の学力試験を実施する消費情報環境法学科、グローバル法学科では、当然ですが、試験の結果が重視されます。過去問を入手して、十分に備えましょう。過去問は、過去問ダウンロード(入学案内)からダウンロードできます。

3.データ

昨年度のデータです。数字は、左から、定員、倍率、志願者、第一次選考通過者、最終合格者です。

自己推薦AO入試は、当該学科が第一志望で、出願資格を充たすみなさんには是非活用して欲しい入試制度です。

現在、大学Webオープンキャンパスで明治学院大学の入試制度動画が公開されています。



グローバル法学科バーチャル相談会をMicrosoft社のSwayを使ってWebサイト化してみました。自動で動き始めますが、画面右下に、PCだとカーソルを載せると、スマホだとタッチすると停止ボタンが出てきます。停止後Webサイトのよう自由に移動できます。


うまく表示できない場合は、こちらのリンクから直接お楽しみください。
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