明治学院大学法学部 公式ブログ

明治学院大学法学部の最新情報を発信中!2020年4月法律学科法曹コース開設 2018年4月「グローバル法学科」開設

タグ:ダニエル・ファーバー

今日7月4日は何の日でしょう。一つの答えは、アメリカ独立記念日=独立宣言Declaration of Independenceが公布された日です。この宣言を起草したのはトマス・ジェファーソンだといわれています。
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その中の有名な一文を引用します。
We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their creator with certain unalienable rights, that among these are life, liberty and the pursuit of Happiness.
(我々は、以下の真理を自明のことと信じる。すべての人は平等に造られ、彼らの創造主によって一定の奪うことのできない権利を与えられており、これらの権利には生命、自由、そして幸福追求が含まれる。)

日本国憲法第13条を想い出した人もいるでしょう。幸福追求とは何でしょうか。
このブログで紹介したブログLegal-Planetにファーバー先生が下記の記事を投稿されました。
Some Thoughts About “The Pursuit of Happiness(リンク)
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この言葉が243年前に宣言されたこの日に考えてみるのはいかがでしょうか。

蛇足ですが、映画The Pursuit of Happyness(2007)(邦題:「しあわせの力」主演ウィル・スミス 因みに英題はスペルミスではありません)も個人的にお勧めです。San Francisco Bay Areaの風景も楽しめます。





 

昨年12月にグローバル法学科開設記念講演会で講演いただいたファーバー先生は、先生の所属されているカリフォルニア大学バークレー校、及び同ロサンゼルス校に関連する環境法研究者とブログを公開しています。
Legal Planet

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 記念講演後質疑応答中のファーバー先生。背景のスライドが上記ブログLegal-Planetのロゴです。

本日アップされていた記事(Climate Change and Your Family’s Future)が 記念講演「グローバルな法的課題としての気候変動」でテーマの一つにされていた将来世代への影響を、2000年生まれの人の一生を想定して書いてみるというものでした。

概要は次の通りでした。
今の大学一年生=2000年生まれの人は、アメリカの人口統計からのライフスタイルを当てはめると今世紀末2100年には子供が五分五分で生存しており、孫はおそよ50歳で高い確率で生存している。
IPCC(International Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)の2015年報告書に拠ると、2100年には、人類ができる限りの取組を行い極めて低いレベルに排出を抑えたシナリオで地球全体の平均気温が摂氏1.5度、それなりの取組をして低いレベルに抑えたシナリオで2.3度、取組に失敗して高いレベルの排出をこのまま続けた場合のシナリオで4.6度上昇する。そのために海面はそれぞれ、15cm、45cm、225cm上昇する。
今大学に入ったばかりあるいは仕事に就いてばかりの2000年生まれのみなさん、あなたの子供や孫は2100年の気候変動に直面することになる。今私達が取り組みに失敗すれば,彼らがその代償を払わなければならない。

バル法の2年生のみなさんは、想い出したでしょう。講演でファーバー先生が最後に力説されていた内容そのものです。 
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2100年というとすごい先のようにも思えますが、そこに暮らすのは顔を知らないどこかの他人ではなく自分の子供や孫を含めた将来世代だと考えればすぐ先のことと理解できます。

ファーバー先生の記事には簡単な今後のみなさんの家族の年表がついています。その間の平均気温上昇の予想がついており、最悪のシナリオではおよそ30年後みなさんが50歳になったときには2.6度上昇となっています。単純に推測すると海面が平均で45cm上昇すれば、現在陸地として我々が使用している場所の一部はそのままでは使えなくなるでしょう。台風や豪雨で被害を受ける地域も今よりも遙かに広くなることが容易に想像されます。この先30年間でその対策のために多額のインフラ整備予算(浸水防止工事や新たな都市開発など)が必要になるかもしれません。何より平均で今より2.6度高い気候で夏の最高気温は何度に達するのでしょうか。中年になったみなさんがそこで生活していけるのか、親世代は心配ですし責任を感じます。

 

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