明治学院大学法学部 公式ブログ

明治学院大学法学部の最新情報を発信中! 2018年4月「グローバル法学科」開設予定

タグ:法廷教室

本日3月23日土曜日白金キャンパスで春のオープンキャンパスが行われました。前日比−10度の最高気温で、朝方は雨の中にゆっくり落ちる大きな粒が混じるような寒い一日でしたが、沢山の高校生・ご家族のみなさまにご来場いただきました(受付では用意した当日パンフレットがなくなり、カラー・コピーで対応したようです)。
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最初のイベント、有名英語講師安河内哲也先生の講演会 10時の開演まもなく立ち見がでるほどの人気でした。
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各学部の学生による学科紹介・トークショー 法学部は法律学科4年の加藤さんが法律学科の学びの特長を分かりやすく話してくれました。

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法律学科の法廷教室でのイベント 開始直後にお邪魔しました。来場者の質問に学生と教員がお答えする企画です。

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消費情報環境法学科のポスターセッション 消費生活や情報に関する学びの実例などが書かれたポスターの前で学生が来場者と学科の学び舎学生生活についてお話ししていました。
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実際に展示されたポスター 

お昼から法学部ガイダンスが1101教室で行われました。
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学部長の挨拶
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法律学科
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消費情報環境法学科
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グローバル法学科
政治学科(イベント準備の都合で写真がありません)の順で
各学科の学びの特長や就職・資格試験などについて説明がありました。

法律学科からは新しい司法試験制度に向けた法曹コースの構想についても説明がありました。

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グローバル法学科説明会・個別相談会
全員留学の目的・内容、現地を調査した教員からの留学先紹介、留学費用の概算など、これまで質問の多かった事項を中心にスライド,新しいリーフレットを使って説明しました。
最後に,グローバル法の学生が作成した動画(8分半)を上映してイベント終了。
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高校生だけでなく保護者の一部の方にもウケていました。
この場を借りて制作してくれた学生のみなさんに感謝します。

ご来場いただいたみなさん、大学の雰囲気を楽しんでいただけたでしょうか。
次回オープンキャンパスは8月3日(土)・4日(日)横浜キャンパスです。
詳しくは大学サイト入試情報のページをチェック。夏が近づく頃に詳細情報が公開されます。










 

本日大学センター試験第一日目でした。受験されたみなさん、ゆっくり休んでください。明日も受験される方は、早めに休んで体調を整えてください。くれぐれも本日受験分の自己採点などしないように。明日の試験に何の役にもたたない無駄な時間です。

さて、2015年夏の記事の再掲です。
来週1月25日から映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System: case 1 罪と罰』(リンク:公式サイト)が公開されます。元になったTVアニメについて紹介した記事です。

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先日環境関係の外部研究会で報告をして報告と議論が終わった後、「今日の話題は法学徒としては燃えますね」とある先生からお声をかけていただきました(この先生、偶然なのですが大学のサークルの大先輩です)。「法学徒」=法律を学ぶ学生=法学部生、私の時代でも死語でしたが、いい響きですね。
「法学徒」のみなさん、法学徒を目指す皆さんに、推薦アニメを。

「PSYCHO-PASS」 2012年に第一期、2014年に第二期がテレビで放映されました。第二期終了に合わせて劇場版も公開されました。

舞台は、2112年の日本。内容は刑事物です。未来ものですがモビルスーツも想像上の武器なども登場しません。テクノロジーも現在私達が知っている技術の延長線上にある程度のもの(自動走行システムとかドローンとか)で、そこら辺が妙にリアルです。

全く違っているのが社会システム。2020年に新自由主義が世界を席巻し、各国の政府は機能停止し経済力と武力という実力が支配し、社会秩序はあれまくっているという設定。その中で日本は幾つかの先進的テクノロジーを背景に鎖国を実施し、世界で唯一法治主義を保ち「理想的な」社会秩序が保たれている…。

何を書いてもネタバレになるので紹介が難しいのですが、法学徒の皆さんに身近なところで、このアニメのキーワードになっている「犯罪」概念についてだけちょっとお話ししましょう。

この社会ではシビュラシステムという無謬ないし誤りを自動補正する公平な判断システムにより実質上統治されていて(政治家も議会も役人もいるようですが、具体的な判断はシビュラシステムが行い、人間でないとできない作業を役人組織が実施しているようです)、このシステムで個人の精神的傾向を客観的に測定することが可能になっています。人の犯罪傾向も数値化(これをサイコパス=犯罪係数と呼んでいる)され測定可能で、この数字が一定水準を超えることが「犯罪」です。まだ具体的な犯罪行為を行っていなくても、測定・判断・執行器具である「ドミネーター」が「犯罪」を認定し、執行します。このドミネーターを捜査の現場で扱うのが「厚生省公安局」所属の刑事、監視官と執行官です(主な登場人物、第一期の主人公、第二期の主人公も刑事です)。なぜ「警察」「司法」の省庁でないかというと、「犯罪」は精神の病でもあるので国民の健康を管轄する「厚生省」に刑事がいます。

そうです。この社会では近代刑法の原則である「行為主義」はその役割を終え、主観主義刑法学の犯罪概念「人の精神の有り様」が犯罪であり、これを矯正し社会防衛を図るため、刑事責任システムは存在します。「人の精神の有り様」は裁判官には分からないので客観的に行った犯罪行為や状況から犯罪を捉えなければならないというのが主観主義新派刑法学の一つの矛盾だったのですが、「人の精神の有り様」をぶれなく、把握できるシステムがあるお陰で新派刑法学が貫徹可能なのです。因みにこの社会では裁判制度は執行停止状態になっています(民事法を学んでいる者としては民事裁判はどうなったのかが気になるところですが、出てきません)。
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(刑事物ですが、こんな法廷は出てきません、というより「ない」)
この物語、社会科学の基本的な文献の正確な理解の上に成り立っていて、マックス・ウェーバーやミッシェル・フーコーの著作の要点がうまく引用されており、その数は10を超えています。そして何よりこの物語の設定は絵空事ではなく、今の社会や政治システムの動きを考える上で重要な問題提起をしています。
紹介・解説すると全部ネタバレになるので残念です。

こう書いてしまうとつまらないように思えるかもしれませんが、何も考えずに見て「すごく面白い」です。毎回興奮できます。刑事物としても良くできています。総監督は「踊る捜査線」の監督として著名であり、脚本虚淵玄は「魔法少女まどか・マギカ」でその才能を見せつけた鬼才、エンターテインメントとして傑出しています。

法学徒のみなさんに是非見ていただきたいのは、第二期で成長した主人公「常守朱」が悩みながらあるべき社会を考え始めるところ。でも、お話は第一期から見て下さい。

人気なのでレンタルDVD屋さんにまだおいてあると思います。「旧作」になっていると思うのでお手軽に全編鑑賞できると思います。多くの学生さんは「知ってるよ」かもしれませんが、アニメにほとんど興味がないという学生さんに是非見ていただきたいです。皆さんの夏休みはまだまだ続くので、お暇なときにどうぞ。

         (M.A.)

記事を書いて3年半たった2019年、「2020年に新自由主義が世界を席巻し、各国の政府は機能停止し経済力と武力という実力が支配し、社会秩序はあれまくっているという設定」は、現在の社会階層分断と国際緊張をみると、このとき以上に笑えないリアリティを感じます。






 

みなさん、新年いかがお過ごしでしょうか。

法学部ブログも、蛯原先生が始められた法律学科主任ブログを2014年に法律学科ブログに移行してから4年半が経ちました。誤解や混乱を招かないように(入試情報など),一定期間を経過したものは公開しないことにしました。

他方,昔に書いた記事でも残しておいた方がよい(と勝手に勘違いしている)ものもあるので、ゆっくりペースで再掲していこうと思います。

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2016年3月11日 「法学部生に薦める本〜その1 法服の王国」

東日本大震災から5年たちました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。また被害に遭われた方々の生活とお気持ちが少しずつでも明るいものになっていくことを希望します。

昨日3月11日大学でも黙祷の時間があり、私たち法学部でも会議中でしたが、議事を止め全員で祈りを捧げました。
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さて、本日は、教員が法学部生に薦める本の第1回目(蛯原先生にも誰にも相談していないので第2回以降があるのかは定かではありません)です。

黒木亮『法服の王国 小説裁判官(上・下)』(岩波現代文庫)
  • ISBN-13: 978-4006022730
  • ISBN-13: 978-4006022747

「法服」とはご存じの通り、裁判官が法廷で身にまとう黒いガウンのことです↓。
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写真は白金キャンパス11号館の法廷教室 田村ゼミ(行政法)模擬裁判

物語の舞台は、昭和40年代から平成23年3月11日まで。序盤は3人の若者(法学部卒業1年目の司法試験受験生、法学部4年生、大学受験浪人)の視点が切り替わりながら、話は進みます。副題通り、裁判官という仕事がテーマです。

読んで驚いたのは、物語にたくさん出てくる事件・判決、政治家や最高裁裁判官の名前のほとんどが本物・実名なところ。上記の主人公的登場人物3名および彼らと関わる人物はフィクションですが、裁判や司法行政で起きた事件、政治の動きなどはほとんどが事実のようです。少なくとも仮想の判決は出てきていません。資料やインタビューを元に起きた事実を物語の登場人物を通してつないでいく、ドキュメンタリーに近い小説です。

法学部の授業で必ず勉強する判決もよく出てきて、判例百選や判例解説では表に出てこない、事件の時代的背景や判決に至った様々な事情が物語を通じて理解できます。その意味で、まずおすすめです。

話の展開の軸になっているのは、裁判官の独立への侵害として社会問題となった裁判官再任拒否・任官拒否問題と原子力発電所の設置・操業を争う裁判です。

皆さんが憲法の授業で勉強した「長沼ナイキ訴訟」をめぐる裁判所内部での動きが描かれています。有名な「平賀書簡」(司法行政上上位にいる裁判官が、事件を担当する裁判官に担当事件についての「参考」としてあるべき結論と理由付けを送った手紙)事件です。

原発を巡る裁判では安全性を巡る立証の過程がかなりの分量を割いて描かれています。特に伊方原発での証人尋問では、エリート裁判官の道を歩む主人公の一人を法務省付訟務検事(国が当事者となる裁判で国の代理人となる役職で、裁判官が法務省に異動しこの職につくことがある)として登場させ、緊迫感のある攻撃防御を表現しています。行政訴訟と民事訴訟の違い、民事訴訟の本案の訴えと仮処分の違いなどもわかりやすく説明されています。この手の説明が随所にあり、法律を勉強したことがない人でも話の流れやディテールを楽しめます。

出だしで著者自体がネタを振っているのでネタバレにはならないと思うのですが、物語の最後の山場は志賀原子力発電所訴訟(小説では日本海原子力発電所。立地場所、判決の裁判所・日付、判決内容も全く一緒)の金沢地方裁判所判決です。地方の裁判所を転々とする別の主人公がこの裁判の裁判長。

実際の志賀原発訴訟金沢地裁判決の裁判長は、退官後弁護士となり、今週水曜3月9日に出された、高浜原子力発電所運転停止の大津地裁仮処分決定の事件の原告弁護団団長を務められています。原発の運転停止を命じた初めての仮処分であり、関西電力が本案で争う姿勢を維持しながらも命令された4号機の運転停止を実施し、新聞やネットでも大きく報じられていたのでご存じだと思います。

なお、この方の経歴と小説の主人公の設定は一致しておらずいわゆる「モデル」ではないようです。小説の仮名の登場人物は、基本設定されたフィクションのようですが、司法行政の大物として登場する「弓削晃太郎」は、最高裁長官を務めた矢口洪一裁判官が「モデル」のようです。

この本、1月中旬に目黒の書店で偶然手に取って気まぐれで買ったのですが、帰りの電車で読み進めていくうちに、学生さんが読んだら勉強になるだろうなと思い、いつかブログの埋め草で紹介しようと思っていました。上記大津地裁仮処分決定と福島第一原子力発電所事故の一因となった3月11日から5年を迎えた今週がこの本をお薦めするのによいタイミングかと思い書いてみました。
お薦めします。

                       (M.A.)









 

 

横浜でのオープンキャンパスにつづき、8月24日(金)、25日(土)と白金でもオープンキャンパスが開かれます。その最終日、25日に法廷教室で「法廷へGO!−法律学科のすすめ」が開かれます。
日時:8月25日土曜日 11:00〜15:00
場所:白金キャンパス法廷教室
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法学部のゼミでの模擬裁判などに使われる法廷教室。

以下の写真は去年の法廷イベントの様子です。
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公務員セミナーを受講した学生など、現役の法律学科生がお待ちしています。
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法廷教室を見学するだけでも大丈夫です。裁判官が着用する「法服」を着て記念撮影もできます。


 

本日3月24日土曜日、白金キャンパスで春のオープンキャンパスが開催されました。
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 この日東京地方はサクラが満開と発表されました。天気がよく暖かい一日でチャペル前のサクラも随分開いてきました。

先ず、朝一の学生イベントに参加しました。各学部の4年生(卒業式を済ませたばかり)が自分の学び・学生生活の説明を通じて学部アッピールを5分程度で順番にしていきます。
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 法律学科の東山さん。民法の裁判例を使って法学部の学びの特徴を分かりやすく説明していました。
経済学部と社会学部の学生さんのお話もとても興味深く聞くことができました。

法学部イベント「法廷へGO!〜公務員セミナー」@法廷教室
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法廷教室を開放し,法学部生と教員が高校生のみなさんとお話をしました。
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公務員に興味がある人には、公務員セミナーについて説明しました。担当した学生は公務員セミナーの受講者でした。
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学科主任2名が相談を受けていました。

お昼から法学部ガイダンスが行われました。1101教室に160人以上の参加者でした。
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法学部長からのご挨拶の後、法律学科、消費情報環境法学科、政治学科、グローバル法学科の順で10分ずつ主任から学科説明。
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午後から2018年4月開講のグローバル法学科説明会・相談会 1253教室に65名以上の参加者でした。
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高橋文彦主任教授からご挨拶
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学科の教育目標・カリキュラム、独自の英語教育、全員留学の詳細、留学準備講座、学納金・奨学金の各項目を参加した教員6名が自己紹介やメッセージと共に説明いたしました。
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熱心に聴いていただき、われわれも強い印象を受けました。

説明会後、個別相談。留学先の決定方法、AO入試など入試制度のことなど様々な質問がありました。新年度になりましたらグローバル法学科についてのFAQをグローバル法学科サイトにアップする予定です。

ご来場いただいたみなさん、本日のオープンキャンパスはいかがだったでしょうか。昨年同様2000人を超える方にお越しいただきました。お礼申し上げます。

次回のオープンキャンパスは、8月4日(土)5日(日)横浜キャンパスになります。

              (M.A.)






 

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